今年の夏休みは憧れ地、徳沢キャンプ場で2泊するために早朝に家を出てあかんだな駐車場に向かいました。
徳沢キャンプ場とは
上高地バスターミナルから梓川左岸を上流へ約7km、静かな針葉樹林の中をゆっくり歩いて約2時間のところにあります。
ここは昭和初期まで牧場として使われていた、広々とした緑のキャンプ場。
そして井上靖、芥川龍之介、高村光太郎といった文豪達も愛したであろう地。
芥川は明治42年8月12日午前に槍ヶ岳の山頂に立ったと東京府立三中時代に同行した中塚氏が記憶している。
明治42年(1909年)110年前のほぼ同じ時期に芥川もこの地を通ったのかと思うと感慨深い。(私たちは8月10日〜12日まで滞在)
そしてそして、お風呂もあって美味しいビールと食事も提供されるなんとも魅力的なキャンプ場。
昨年の夏に下見がてら歩いて来ましたが、まだ子供がしっかり歩けず(4歳&2歳)帰りはほとんど背負ってました。
今年は次男は少し不安がありましたが心が折れないように褒めて、おしゃべりして、川があったら石投げて、虫がいたら虫捕まえてとかなり時間をかけて歩ききりました。
すれ違う登山客の方々が「頑張ってるね!偉いなぁ」「なんさい?すごいねぇ」と口々に褒めてもらい力になりました。
声援がほんとに力になる!
だから私も子連れで歩いてる方には「すごいねぇ、がんばれー!」と声かけしました。
徳沢キャンプ場に到着後はテントを張ってゆっくり。
澄んだ空気にふかふかの草。マットを外に引いて昼寝するのが気持ちいい。
周りを見渡すと大概みんな昼寝してるかビール飲んで談笑してる。
昭和初期の牛たちの一等地が令和の時代は人間が独占してるけど昼寝姿は牛と変わらず。
たくさんのとんぼがガイロープにとまってました。
私たちのテントの近くに通称とんぼ博士(息子たちが命名)がいらっしゃって、息子たちにとんぼの捕まえ方を教えてくださいました。
次男はこの方にレクチャー受けてから素手でとんぼを捕まえるのがめちゃくちゃ上手くなりました。
夕方にはお風呂を済ませ、食事をとって寝ることに。外はテントが次々と張られているけどみなさん翌朝の山に向けて早めの就寝。
たまにとなりのテントから話し声が聞こえるくらい。
夜もそこまで冷えず、快適に過ごせました。
明日は横尾まで歩いて行ってみよう。
夫は涸沢まで。